ライト・[イン]サイト―拡張する光,変容する知覚
2009-02-09 01:26 | 展示会, 日記 | 2 コメント »土曜日に初台のICCに行ってきました。
いつも行くフリーのOPEN SPACEではなく、特別展の「ライト・[イン]サイト」を観ました。
普段、照明やレーザー光などでしか知覚しない「光」を違った視点から体感できる展示会でした。
印象に残ったのは、「サンキュウーインストゥルメント」
暗い空間の側面から定期的にストロボが発光していて、そのストロボ光が体を捉えると、一瞬にして自分の影が床・壁に焼き付けられるという作品。
普段の生活では影は必ず付いてくるものなので、影だけが切り取られて焼きついた壁を離れた場所から客観的に見るというのは不思議な体験でした。
一方で、この作品には原爆投下の際の閃光と一瞬にして消えてしてしまった人々の残した影を疑似体験させ、そのような惨劇を忘れてはならないという意図も含まれているそうです。
それから、「PRINTED EYE(LIGHT)」という、ある文字(LIGHT)の書いてある弱いストロボを見ることで、文字の残像が目に焼きつく作品や、
「思考プロジェクター」という、「網膜を通して人の思考を撮影するカメラ」という実現されなかった構想に端を発した、眼の表面とその奥の眼底の写真を撮影してインターネットへ配信、そこへコメント(人の思考)をコラボレーションさせて表示するという、説明のしにくい前衛的な作品が印象的でした。その際に取った眼の写真はこちら↓。
こ、怖いですね。
Der Gedankenprojektorから最新の目たちが見られます。
いろんな目を観てると、目だけで性別がわかったり、バッチリメイクしてるひと(マスカラがすごい!)がいたり、血走ってる人がいたり、なかなか面白いです。
これをみて自分の睫毛が意外と長いことに気が付きました。
ライト・[イン]サイト―拡張する光,変容する知覚@ICC(東京オペラシティタワー4F)
会期:2008年12月6日(土)―2009年2月28日(土)
入場料:一般・大学生500円(400円)/高校生以下無料
*( )内は15名様以上の団体料金
*会期中1回に限り再入場可能
割引クーポン利用で一般・大学生400円!
ひょんなことからパンを作ることになった
2009-02-02 00:49 | おいしい, 日記 | コメントをする »クッキングスクール?料理教室?
ABC Cooking Studioに通っている友達の紹介で、無料で体験ができるということで連れて行ってもらいました。
作るものはチョコブレッド(パン)とベリーのコンポート。むむ。
最近料理教室が流行ってるみたいですね。
ABC Cooking Studioは女性限定の教室ですが、「+m」という教室が丸の内と銀座に2か所あって、そこは男子も通えるんだそうです。
今日は銀座ファイブにある銀座の方の+mへ行ってきました。
日曜日ということもあって、実際に女の人に交じって料理作りに奮闘する男の人がちらほら。
ちなみに皆さんが今日作ってたのは「ホウレン草の手打ちパスタ~サーモンクリームソース~」と「魚介と野菜のフリット」でした。
体験スタート
教室に着くとロッカーに荷物を預けて、今日の先生との挨拶を済ませ、エプロンとハンドタオルを借りてキッチンへ。
無料体験ということで、作る材料はすでに計量済み。(実際の教室では計るそうです。)
さらに小麦粉・イースト・砂糖などの入ったボールと小麦粉・塩の入ったボールと二つに分けて置いてありました。
イーストの入った方のボールに(これもすでに計量済みの)溶き卵を流し入れ、熱いお風呂ぐらいの温度のお湯を入れ、こねます。
そこへ塩の入った方のボールに無塩バターを入れ、中身をすべてイーストの方のボールに入れて混ぜます。
まとまったらボールから取り出し、机の上でこね延ばして、1次発酵40℃のオーブンで20分。
発酵中には使った物を洗います。
調理で使ったものは都度自分達で洗うんですね。
驚きの連続
っていうか、オーブンで40℃とか設定できるの知らなかったー。
材料も全部計ってあって、3分クッキングをやってるみたいな感じで面白いもんですね。
無料体験の方は先生がマンツーマンだったんですが、手打ちパスタを作ってる本番チームはマイクを付けた先生が中央にある教壇風キッチンで調理をしていて、その手元(コンロとまな板)を2台のカメラが映していて、生徒さん達は壁にかかってる液晶画面でそれを見ながら各々調理を進めていくという、IT全開のスタイルでした。
あまりべったりと教えられるのが苦手な人にはちょうどいい距離感で、これはいいスタイルだと思いました。
わからないところは別にサポートする先生がいるようなので、置いて行かれることもなさそう。
最初ビデオみて進めてるのかと思ったけど、違いました。
後半戦
さて、発酵が終わってふっくらした生地を広げて30cm角程に延ばします。
その真ん中にチョコレートシートを乗せて包みこみます。
チョコを含んで縦長になった生地を3つ折りにして延ばし、3つ折りにして伸ばしを繰り返すと生地ごしにチョコレートがマーブル柄に透けてきて、いつかチョコがはみだしやしないかとひやひやしながら作業しました。
なんとかまとまったところで、生地を三等分して渦巻きになっている切り口を上に並べて、2次発酵を25分。
洗い物をした後は休憩ということで、試食スペースでコーヒーを飲みながら休憩。
教室もきれいだし、ジュースやコーヒー、ワインまで置いてあるドリンクコーナーがあって、そこから自由に飲み物を頂いて、無料なのに至れりつくせりだー。
2次発酵が終わったら、表面に卵黄を塗って、アーモンドスライスを乗せ、ついに焼きます。
休憩しながら待つこと18分。できあがり。
コンポートの方は材料のオレンジを切っただけで、煮込む作業は全部やってもらったので、気がついたらできていた感じでした。
箱にパンとコンポートを入れてもらって、終了。お疲れ様でした。
まとめ
無料体験なんだから入会を促すような勧誘が当然あるんだと思ってたんですけど、なーんにもなく普通にパン作ってコーヒー飲んでコンポート作ってもらって、それをお土産にもらって帰ってきたっていう、なんとも恐縮してしまうほど、素晴らしい体験でした。
それでは申し訳ないから、ブログで若干宣伝しようかなーと、思ってしまったくらい。
料金プランをみてみたら、1授業が4,500円程(回数券方式なので値段が微妙に変わる。12回から。)で、自分の都合に合わせてどこの教室にいってもいいみたいです。(男子は丸の内・銀座限定)
個人的に料理は自分で作って失敗して上手くなるものだと思っているので、教室で習って覚えるというのがしっくりこないんですが、作ってるものがパーティーでふるまったり、休日に1日かけて楽しみながら作るようなものだと、習うっていうのがマッチするのかなーと思ったりしました。
今日やってた生パスタとか、家庭料理じゃないですからね。
料理(調理)は科学変化をどう制御するのかという物理面と、つくる相手を思う精神面が両立しないとうまくいかない、とても奥が深い技術ですねぇ。
いただきます!
このウェブサイトにアクセスすると、コンピュータに損害が生じる可能性があります。
2009-02-01 23:31 | 日記 | コメントをする »こんなメッセージが、このフォントサイズで出てきたらびっくりしますよ。
しかもGoogleの検索結果で。
さすがにキーワード「google」で検索しても下のような結果になったときは、googleの不具合だと思ったんですが、事態は意外と深刻なんじゃないかと思いました。
わかっていたことですが、インターネットで検索エンジンを無料で提供している1企業のシステムが不調になっただけで、多くのユーザーが影響を受けるということ、ですよね。
公共の電波を使って放送をしている放送局のような公共性が求められてるのと、ほぼ同じだと感じました。
また、ある人は「自分のウェブサイトをキーワードとともにgoogleにインデックスしてもらうということは、銀行にお金を預けるようなもの」だと言っていました。
より長くより多くインデックスしてもらうことで、多くのリクエスト(お金)を集めることができるってことで、こちらも公共性の高い事業の例えだと思います。
しかし、天下のgoogleをもってしてもヒューマンエラーを起こしてしまうってところには親近感が湧きました。
rm -fR / 的なてんやわんやがあったんだろうなぁ。
KODA STYLE
2009-01-21 01:13 | 写真, 日記 | 2 コメント »去年の夏に注文したカバンが今年届きました。
完全受注生産の手作りということで半年待ちだったわけですが、
ようやく手に取ることができました。
天然素材なので染めの具合も出来上がるまでわからないという、いろいろな楽しみを含んだカバンです。
白いラインがお気に入りで、全体の茶色っぽい色は染料に鉄(Fe)を使っているそうです。
大きさも手ごろで、MacBookもA4の封筒も入るので、仕事用に使っています。
待った甲斐がありました。
商品というより作品といった方がしっくりくる感じがします。
もともと東急ハンズで働いていたという行田(コウダ)さんが、
カバン作り好きが高じて今のスタイルで制作、販売をするようになったそうです。
素材にこだわって、布の輸入から制作まで一人でやっているそうです。
なので、常に在庫切れ。半年待ちなんです。
とても憧れるライフスタイルですね。
お伊勢参り
2009-01-18 23:17 | おいしい, 写真, 日記 | 3 コメント »先週の3連休で伊勢神宮へ行ってきました。
一昨年の出雲に続き、日本神話の地です。
内宮に天照大神、外宮に豊受大神を祀っている神社を主に「神宮」と呼んでいるそうですが、元々は周りに点在する125の神宮を含めての総称だそうです。
新幹線で名古屋、そこから近鉄特急で伊勢市駅へ。
途中の名古屋で熱田神宮に寄ってお昼御飯をたべました。
伊勢市に着いてから、繰り出した夜の街で発見したおしゃれな居酒屋、虎丸。
魚が売りのお店で、お造りの切り方がすごい。肉厚で濃厚な味わい。
翌日、友人の紹介で個人タクシーの世古口さんにお願いして、伊勢めぐりスタート。
まずは夫婦岩。
外宮。男の神様ということで、すべての造りがシンプルで空気もピーンと張り詰めています。
猿田彦神社。天照大神が高天原から降りてくる時に、道案内をしたといわれている神様が祭られています。
内宮の参道への入口。この先に宇治橋が続きます。夏至の日にはこの鳥居のど真ん中を太陽が昇ります。
宇治橋。現在の宇治橋は今年の11月に新しい橋に架け替えられるそうです。
おかげ横丁にある招き猫専門店。店の中には大小・左右さまざまな招き猫たちがいました。
伊勢市河崎で偶然見つけた虎丸はPen (ペン) 2009年 1/15号 に掲載されている三重代表の居酒屋で、美容院で偶然みつけてびっくりしました。本当においしいお店でした。
さすがに長い歴史の中で多くの人が訪れた場所だけあって、時代を超えたいろんな人の思いが醸し出している空気は別格でした。
一度行くとまた行きたいと思ってしまうのもわかります。