日々のできごとと写真

2009年03月のアーカイブ

ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた

2009-03-29 23:20 | 展示会, 日記 | 2 コメント »

ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYOに行ってきました。(ネタバレはありません。)

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは

http://www.dialoginthedark.com/

参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験してきます。(パンフレットより)

という、視覚を奪われた状態で、見ず知らずの人とグループになって、全く知らない土地を探検する「ソーシャルエンターテイメント」です。
また、「眼で見ない展覧会」とも言われています。

暗闇の中へ

今回は8人グループで、隊長というあだ名のベテランアテンドの方と一緒に1時間ちょっとの冒険でした。
入り口で白杖を受け取って、少し暗い部屋、かなり暗い部屋へと説明を受けながら移動していき、ついに真っ暗闇へ。

眼を開けてても閉じてても同じ世界。
空気の温度、流れ、匂い、アテンドの方やチームの人の声の方向、足跡や衣擦れ、足の裏の感触など、普段の暮らしでは意識しない部分にスイッチが入って研ぎすまされていくことに、後ほど気がつくようになります。
体験中は無我夢中で、他の人に迷惑をかけちゃいけないとか、はぐれたらどうしようとか、暗闇にテンションが上がったりして、自分にそういうスイッチが入っていることに気がつきませんでした。

驚きの感覚

そのスイッチが入っていたことに驚いたのは、終了後。
あそこは怖かったよねーとか、こうだった、ああだったと話している頭の中に、見えてなかったはずの風景や情景がくっきりと浮かんでいるんです。
それはもう、眼で見たよりも確実にそこにいた風景、色や匂い、空気が記憶に残っていて、しかもその風景は人によって違うっていう、体験した人が作り出したパラレルワールドみたいで、人間の想像力の凄さと自分に自分がだまされている面白さに気がついて、驚きました。

今でも濡れた丸太の木の色、形が眼に浮かぶんだから凄いもんです。
見てないのに。

眼が見えないということ

帰りに買い物をしようとスーパーに寄って、もし眼が見えなかったらどういう感じかを考えながら買い物をすると、バナナやリンゴは触ればわかるけど、お惣菜や、ペットボトル飲料、調味料など、工業要素が入ってパッケージングされたものは触っても分からないということに、驚きを感じました。

なんにも買えないじゃん!と。
こんなことも気がつかなかったんだ、と。

まとめ

職業柄、眼99%、他1%の生活をしている自分を振り返ってみると、犠牲にしているものも大きいことに気がつきました。
特に想像力ないがしろにしてる。左脳使いすぎてる。

偏った使い方をしている現代人、とくにIT系の人に是非体験してもらいたいイベントです。

今回は初めて、東京で長期開催を目指しているようなので、沢山の方が体験をして、沢山ブログに書いて盛り上がれば、きっと常設展示になるんじゃないかと思います。

ネットでチケットが買えます。
平日夜は料金が高めですが、まだ空いている回もあるようです。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

会期: 第1期 2009年3月20日(金)〜6月下旬
※各火曜日はメンテナンスのために休館
第2期 7月上旬〜 (予定※長期開催を目指しています)
ユニット: 定員各8名 (所要時間約90分)
会場: レーサムビルB1F 東京都渋谷区神宮前2-8-2 (→地図)
※東京メトロ銀座線・外苑前駅下車 徒歩8分
参加費: 完全予約制、オープン価格
(大人4,000円(税込)〜、日時によって異なります)
※学生(中・高・大・専門学校等)割引あり、小学生半額

会場入り口

新潟酒の陣に行ってきた

2009-03-23 01:02 | おいしい, ドライブ, 写真, 日記 | 3 コメント »

もう先週の話ですが、忘れないうちに。
にいがた酒の陣 2009に行ってきました。

新幹線か、レンタカーか

最初新幹線で行こうと思っていて料金を調べてみると、東京~新潟は指定席往復で20,000円弱*4人分となかなかいい値段だったので、意を決して車で行くことにしました。
東京~新潟は限りなく直線距離に近いルートで高速が走っていて、2人以上で行く場合はレンタカーを借りても車の方が安くなるんですね。
(3月28日以降はさらに!)

今回は雪が降るかもしれないということで、スタッドレスタイヤの車を借りて行ってきました。
朝5時半起きで・・・。

伝説のオジさん

途中、朝ご飯を食べようと埼玉の三芳PAに寄りました。
三芳特産の水菜が入った「水菜ラーメン」がさっぱりしておいしそうだったので頼んだところ、注文を受けたラーメン担当のオジさんの動きが怪しい。
ちょうど混み始めた時間帯で、水菜ラーメン、ピリ辛ラーメン、醤油ラーメンとオーダーが立て続けに入っていたので、テンパってんのかなぁーくらいの感じで見ていたら、オジさん、こちらからは見えない死角をちらちら見ながら、
「チャーシューは・・・あ、2枚か。えーと、メンマは・・・・」

めちゃめちゃマニュアル見てんじゃん!!

どうやら働きだしたばかりのようで不慣れな様子。
それを見かねたベテラン風オバさんがすっと登場して、何を言うのかと思ったら
「水菜ラーメンはメンマいらない。水菜ラーメンはメンマいらない。水菜ラーメンは・・・」と連呼。
それを聞いてさらにアワワしたオジさんは、気がつくと別の場所に配置転換されてました。
そんなわけで、メンマ入りの特製水菜ラーメンを食べることができました。
オジさんありがとう。

当日は突風の注意報が各地で出されていた程の荒天で、なんどもハンドルを取られそうになりながら無事新潟に着きました。
途中「トンネルを抜けるとそこは雪だった」ばりのシチュエーションもあって、車内はハイテンションだったりしましたが、初の雪上運転にかなり必死だったのは誰も知りません。

いざ出陣

酒の陣は新潟の酒蔵が一堂に集まる言わば、大試飲会。
会場は朱鷺メッセという新潟が誇るコンベンションセンターでした。東京でいうところの幕張メッセみたいなイメージでしょうか。
会場は酒蔵ゾーンと飲食店ゾーン、イベントをやっているステージゾーン、それから座ってお酒やご飯を楽しむ座席ゾーンがあって、まあ人でごった返してました。

酒の陣のぼり
いざ出陣
お猪口引換所て・・・
入口でお猪口とペットボトルの水を受け取ると、まずは飲食店ゾーンで食事(つまみ)を物色。
新潟と言えば・・・これ!という栃尾の揚げ焼きから、焼き鳥、お寿司、おにぎり、などなど一通り買って、席に着くと、お猪口とペットボトルをもっていざ出陣!

92の酒蔵と500種の酒。もう、クラクラします。
改めていろいろな日本酒を味わってみると、どれも違うもので、あらためて日本酒の奥深さを感じました。
立て続けに味わうから本当によく違いがわかります。全然違う。
一つの酒蔵でも生酒、本醸造、大吟醸といろいろあって、そこでも味が違う。

これだけあれば、ひとつやふたつ自分に合うものが見つかると思いました。

中にはこんなゆるキャラもいましたよ。
コメパンマン

コ、コメパンマン!

最近流行りの米粉のキャラですよ。アンパンマンの幼馴染らしいです。
コメパンマンをよろしく。

タレカツ丼

1泊して帰りの日、新潟人お勧めの一品ということで、タレカツ丼をお昼に食べてきました。
タレカツ丼

これは初めて食べました。
揚げたてのカツを甘辛のタレにくぐらせて白いご飯にのせるという、どちらかというと天丼に近い丼です。
卵とじのカツ丼のカツよりも薄くてカリカリサクサクで、しっかりした「ご飯」というよりも、おやつに食べるようなスナックよりの食べ物という印象を受けました。絶品です。新潟は何食べてもおいしいなぁ。

東京では水道橋で食べられるようです。

DRAGONBALL EVOLUTION

2009-03-12 01:48 | 映画 | コメントをする »

「ぐるりのこと」ぶりに映画を見てきました。
賛否両論を巻き起こしている、「DRAGONBALL EVOLUTION

まだ全国ロードショーは始まってないので、日本で唯一先行上映している有楽町の日劇でレイトショーを観てきました。

ドラゴンボールがめちゃくちゃ好きなので、どう頑張っても先入観を排除できない部分はあると思いますよ。
悟空がなぜかモテたがっているとか、ヤムチャがなぜかただのチンピラだとか、挨拶がなぜかナマステだとか…。

あると思いますけど、頑張って、ナチュラルに、初めて観る話だと思って観ましたよ。
好きだからかなり贔屓めに観ましたよ。
初期とZとGTとうまく話を混ぜ込んでましたよ。

でも、30点

ハリウッドのCG・アクションはすごい!とかプラス要素も語られています。
でもそこしかなかった。

CGのすごさというのは頭の中の想像を超えないので厳しいし、なにより一番痛いのはストーリーが安っぽかった。
見せ場のカメハメ波も酷かった。最後のシーンもいらないし。

900席以上ある映画館に40人くらいしかいなかったのも、うなずける。