mixi OpenIDをWordPressで利用する方法
2008-08-22 01:45 | IT, エントリー | 23 コメント »たまにはエンジニアっぽいことを書いてみます。
MTには既に専用のプラグインが出ているようですが、今のところWPは見当たりません。
早々に出てくるような気がしますが、既存のものを利用して作ってみましょう。
WP-OpenIDのインストール
用意するプラグインはWP-OpenID(現在の最新版は2.2.2)
- wget http://downloads.wordpress.org/plugin/openid.2.2.2.zip
- wp-content/pluginsに unzip openid.2.2.2.zip しますと openidというディレクトリで解凍されます。
- プラグインの管理ツールで「WP-OpenID 」がリストに上がってきたら有効にします。
- 設定に「WP-OpenID」が追加されるので、開きます。
- 今回はコメント欄にOpenID機能が欲しいので「Comment Form」にチェックを入れて、更新ボタンを押します。
(curlが入ってなかったりしたら入れてください。PECLで入れるのが楽です。)
基本的に以上で、コメント欄にOpenIDのフォームが現れます。
現れなかった場合は、readmeの通り、
<p><input type="text" name="openid_url" id="openid_url" /> <label for="openid_url"><small>OpenID URL</small></label></p>
を comments.phpに差し込みましょう。
あとはOpenIDの欄に「https://mixi.jp/」と入れてコメントをします。
httpsが通らない
何度やっても認証エラーになる場合は、apacheのerror_logをチェック。
CURL error (60): SSL certificate problem, verify that the CA cert is OK. Details:nerror:14090086:SSL routines:SSL3_GET_SERVER_CERTIFICATE: certificate verify failed, referer: http://ms76.jp/
なんてエラーが出ていた場合はcurlが証明書を確認できないでいるので、教えてあげる必要があります。
これについては詳しく書かれていたblogがあるので、そちらをご覧下さい。
さあどうでしょう。成功すれば
Successfully fetched 'https://mixi.jp/': GET response code 200
となります。
カスタマイズ
<input type=”text” name=”openid_url” value=”https://mixi.jp/” /> はあまりもアレなんで、
<input type=”hidden” name=”openid_url” value=”https://mixi.jp/” />には変えましょう。
もちろん、mixi OpenIDの醍醐味である「マイミクだけ許可」のマイミクシィ認証なんかの簡単にできます。
URLを https://id.mixi.jp/{ユーザー ID}/friends にするだけ、ですね。
挙動面のカスタマイズをしたい場合は、素直にwp-comments-post.phpに手を入れます。
例えば、$_POST[‘”url”]や$_POST[“comment_author_openid”]の内容をチェックして、本当にmixiからの認証かどうか、ユーザーは誰なのか、などを確認したりすることが可能です。
mixi OpenID
2008-08-21 01:31 | エントリー, 日記 | 5 コメント »今日衝撃的だったニュースは、株式会社WEB2.0の解散と、mixiがついにOpenIDを実装・リリースしたことでした。
「自立」「分散」「強調」をコンセプトに立ち上がったベンチャーが苦しんでいる一方で、盤石のユーザーをベースにmixi Platformでそれを実現させようとしているmixi。なんだか明暗が垣間みられた気がする1日でした。
日本最大手SNS。もはやインフラ。
アクティブユーザーも多いので、OpenIDに取ってはかなり大きな追い風になりそう。
実際に実験ってことで、このブログ(WordPress)のコメント欄に暫定的に「For mixi ユーザー」というmixiユーザー限定のコメント欄を用意してみました。
mixiにIDを持っている人なら、面倒な名前やメールアドレスを入れる手間がなくなります。