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サニーデイ・サービスと8年4ヶ月ぶりの再会

2009-04-05 02:48 | ライブ, 日記, 音楽 | 2 コメント »

ついにこの日が来ました。
僕が愛して止まない、サニーデイ・サービスの復活ライブ@東京
柄じゃないけど、愛して止まないって、本当。

上野公園の桜

96年、大学2年の時に「恋におちたら」って曲がすごくいい!って2ndアルバムの「東京」を勧められて、近所のTSUTAYAに借りに行ったんだけど、裏ジャケットの3人組みがなかなか冴えなくて、大丈夫か?と思ったこととか

初めてライブに行った97年7月日比谷野音の日のこととか

好き過ぎて作ったホームページが放置されてるけど今もあって、エンジニアとしての原点が確実にそこにあることとか

初めて一人暮らしをした年の夏、1回150円のコインランドリーで毎週24時を聴いてたこととか

強行スケジュールで京都のライブに行ったけど、お金も泊まるところもなくて一晩中鴨川沿いを歩いてたこととか

解散ライブの後にすごい酒を飲んで歩けなくなって、友達におぶって連れて帰ってもらったこととか

全部鮮明に覚えてる。
楽しいのと切ないの、全部の感情が固まって置いてある感じ。
この青臭い塊が僕にとってのサニーデイ・サービスです。

お花見客でごった返す上野恩賜公園野外ステージで、ウォッチング・ザ・スカイ 2009。
歌と花見の野外音楽フェスティバルらしく、満開の桜の中、
ジェシー・ハリス、キセル、おおはた雄一、Port of Notes、サニーデイ・サービス
と、豪華なメンバーでのライブでした。

サニーデイは3番目で、スタートは14時55分。
大歓声の中、サポートメンバーなしの3人だけのライブが始まりました。
みんな待ってたんだなぁ。

1曲目「花咲くころ(1996年)」
ここで逢いましょう
シングル盤のB面でありながら、ライブではよく演奏されていた、まさにこの季節の曲。

2曲目「恋はいつも(1999年)」
MUGEN
メロウな曲なのに、イントロが口笛から入るのでわかりやすく、歓声が沸き起こりました。

3曲目「恋におちたら(1995年)」
恋におちたら
「東京で、晴れたらやろうと思っていた曲です。」とベースの田中さんに向ってさっと手を出すと、名曲のベースが!
ぞわっとした。

4曲目「星をみたかい?(1997年)」
サニーデイ・サービス
「夜の曲ですけど」という紹介で。

5曲目「若者たち(1995年)」
若者たち
1stアルバムの曲。いろんなアレンジで演奏され続けている名曲。「若さをもてあそび、ずっと泣いていた」

6曲目「恋人たちは(新曲)」
7曲目「Somewhere in My Heart(新曲)」
8曲目「そしてぼくはうたをうたう(新曲)」
9曲目「ふたつのハート(新曲)」

新曲です。4曲も!
中には曽我部恵一バンドで演奏している曲もあるようですが、
サニーデイ・アレンジを是非CDで聴きたい。

10曲目「コーヒーと恋愛(1995年)」
東京
カズー担当の晴茂くんがカズーの吹き方を忘れて音がでないというアクシデントもありながら、この曲の持つアットホームな感じが見れて、あーサニーデイ・サービスだって思いました。

ライブ中、確か2回、自分たちのことを曽我部さんが「サニーデイ・サービスです。」って言ったんです。
それが、たまらなかった。
しかもサニーデイの演奏中だけ、花曇りだった空が青空になったりして、ついてる感じ。

3人だけのライブは97年以来のようで、21世紀だしね、とも。
お互いの近況をブログで確認しているって話になって、田中さんのラーメン食べすぎの件が話題になっていました。

ドラムの晴茂くんとベースの田中さんは年を重ねた昔の丸山晴茂と田中貴、
曽我部さんだけ結婚・子育て、レコード会社設立、ソロ活動、曽我部恵一BANDなどを経た年を重ねた今の曽我部恵一で、歌い方とか佇まいとか昔のサニーデイとは違っていて、1曲目の「花咲くころ」ですぐに「これは昔のサニーデイじゃない」って思ったけど、曲を聴いているうちにそんなことはどうでもよくなりました。
20代だった3人が37・38歳、24歳だった僕が32歳ですから、桜の咲く季節に、東京で、あの時代を共有しながら観られることが奇跡的過ぎだからです。

やっぱりサニーデイ・サービスが大好きでした。

関連リンク
2009-04-04 – 曽我部恵一 LIVE BLOG
最速ライブレポート – サニーデイ・サービス @ 上野 水上音楽堂

追記
ジャケット写真、関連リンク、田中さんのラーメン食べすぎの件(2009-04-05 22:19)

グッドラックヘイワ

2009-04-05 00:48 | ライブ, 写真, 日記 | コメントをする »

金曜の夜、ライブに行ってきました。
平日夜にライブ行くとか、何年ぶりかなぁ。一年ぶりか。

ギャラクティック7周年祭@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE

渋谷duoってどこだろ・・・って思ったら、ON AIR EASTだった。O EAST→duo?
おじさんには通じないから、(元ON AIR EAST)って入れてほしい。
c.c.レモンホールとか言われても通じないし、っていうか認めてないし。

開演19時にはさすがに間に合わず、20分遅れで入ったら目当てのグッドラックヘイワが始まってて、昔だったら焦ったり損した気持ちになったのに、平日にビール飲みながらライブ観られる楽しさ、温まっている会場に入ったときの気持ちよさの方が勝って、大人になったもんだなぁーって、思った。

そんな感じになったのも、この日のグッドラックヘイワの演奏がすごく良かったからで、
グッドラックはキーボード(とシンセ)とドラム(と口笛)の2人だけでという、変則なインストバンドで、
大人数のビックバンドと比べると華やかさとか音の厚みとか、激しいノリとかはない分、
2人にとってはプレイヤーは相方しかいないから、お互いの音に集中して演奏していて、bonobosの蔡君が言ってたけど、ちょっと感動すら覚えるプレイでした。

2人の音がシンプルに混ざって、まっすぐ届く感じっていうのか、いいライブ観たー。

興味のあるかたはiTunesで → Patchwork / グッドラックヘイワ

そのあとのbonobosもリードギターが抜けてから初めてのライブでしたけども、あいからわず熱くて楽しいライブでした。
サポートでギターを弾いていたのがHicksvilleの木暮さんだった。
Hicksville以外でしか見ない、Hicksvilleの木暮さん。

ライブ後は夜の桜を見ながら、緑道を渋谷から下北沢まで歩いて帰りました。

夜桜

にゃー

ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた

2009-03-29 23:20 | 展示会, 日記 | 2 コメント »

ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYOに行ってきました。(ネタバレはありません。)

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは

http://www.dialoginthedark.com/

参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験してきます。(パンフレットより)

という、視覚を奪われた状態で、見ず知らずの人とグループになって、全く知らない土地を探検する「ソーシャルエンターテイメント」です。
また、「眼で見ない展覧会」とも言われています。

暗闇の中へ

今回は8人グループで、隊長というあだ名のベテランアテンドの方と一緒に1時間ちょっとの冒険でした。
入り口で白杖を受け取って、少し暗い部屋、かなり暗い部屋へと説明を受けながら移動していき、ついに真っ暗闇へ。

眼を開けてても閉じてても同じ世界。
空気の温度、流れ、匂い、アテンドの方やチームの人の声の方向、足跡や衣擦れ、足の裏の感触など、普段の暮らしでは意識しない部分にスイッチが入って研ぎすまされていくことに、後ほど気がつくようになります。
体験中は無我夢中で、他の人に迷惑をかけちゃいけないとか、はぐれたらどうしようとか、暗闇にテンションが上がったりして、自分にそういうスイッチが入っていることに気がつきませんでした。

驚きの感覚

そのスイッチが入っていたことに驚いたのは、終了後。
あそこは怖かったよねーとか、こうだった、ああだったと話している頭の中に、見えてなかったはずの風景や情景がくっきりと浮かんでいるんです。
それはもう、眼で見たよりも確実にそこにいた風景、色や匂い、空気が記憶に残っていて、しかもその風景は人によって違うっていう、体験した人が作り出したパラレルワールドみたいで、人間の想像力の凄さと自分に自分がだまされている面白さに気がついて、驚きました。

今でも濡れた丸太の木の色、形が眼に浮かぶんだから凄いもんです。
見てないのに。

眼が見えないということ

帰りに買い物をしようとスーパーに寄って、もし眼が見えなかったらどういう感じかを考えながら買い物をすると、バナナやリンゴは触ればわかるけど、お惣菜や、ペットボトル飲料、調味料など、工業要素が入ってパッケージングされたものは触っても分からないということに、驚きを感じました。

なんにも買えないじゃん!と。
こんなことも気がつかなかったんだ、と。

まとめ

職業柄、眼99%、他1%の生活をしている自分を振り返ってみると、犠牲にしているものも大きいことに気がつきました。
特に想像力ないがしろにしてる。左脳使いすぎてる。

偏った使い方をしている現代人、とくにIT系の人に是非体験してもらいたいイベントです。

今回は初めて、東京で長期開催を目指しているようなので、沢山の方が体験をして、沢山ブログに書いて盛り上がれば、きっと常設展示になるんじゃないかと思います。

ネットでチケットが買えます。
平日夜は料金が高めですが、まだ空いている回もあるようです。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

会期: 第1期 2009年3月20日(金)〜6月下旬
※各火曜日はメンテナンスのために休館
第2期 7月上旬〜 (予定※長期開催を目指しています)
ユニット: 定員各8名 (所要時間約90分)
会場: レーサムビルB1F 東京都渋谷区神宮前2-8-2 (→地図)
※東京メトロ銀座線・外苑前駅下車 徒歩8分
参加費: 完全予約制、オープン価格
(大人4,000円(税込)〜、日時によって異なります)
※学生(中・高・大・専門学校等)割引あり、小学生半額

会場入り口

新潟酒の陣に行ってきた

2009-03-23 01:02 | おいしい, ドライブ, 写真, 日記 | 3 コメント »

もう先週の話ですが、忘れないうちに。
にいがた酒の陣 2009に行ってきました。

新幹線か、レンタカーか

最初新幹線で行こうと思っていて料金を調べてみると、東京~新潟は指定席往復で20,000円弱*4人分となかなかいい値段だったので、意を決して車で行くことにしました。
東京~新潟は限りなく直線距離に近いルートで高速が走っていて、2人以上で行く場合はレンタカーを借りても車の方が安くなるんですね。
(3月28日以降はさらに!)

今回は雪が降るかもしれないということで、スタッドレスタイヤの車を借りて行ってきました。
朝5時半起きで・・・。

伝説のオジさん

途中、朝ご飯を食べようと埼玉の三芳PAに寄りました。
三芳特産の水菜が入った「水菜ラーメン」がさっぱりしておいしそうだったので頼んだところ、注文を受けたラーメン担当のオジさんの動きが怪しい。
ちょうど混み始めた時間帯で、水菜ラーメン、ピリ辛ラーメン、醤油ラーメンとオーダーが立て続けに入っていたので、テンパってんのかなぁーくらいの感じで見ていたら、オジさん、こちらからは見えない死角をちらちら見ながら、
「チャーシューは・・・あ、2枚か。えーと、メンマは・・・・」

めちゃめちゃマニュアル見てんじゃん!!

どうやら働きだしたばかりのようで不慣れな様子。
それを見かねたベテラン風オバさんがすっと登場して、何を言うのかと思ったら
「水菜ラーメンはメンマいらない。水菜ラーメンはメンマいらない。水菜ラーメンは・・・」と連呼。
それを聞いてさらにアワワしたオジさんは、気がつくと別の場所に配置転換されてました。
そんなわけで、メンマ入りの特製水菜ラーメンを食べることができました。
オジさんありがとう。

当日は突風の注意報が各地で出されていた程の荒天で、なんどもハンドルを取られそうになりながら無事新潟に着きました。
途中「トンネルを抜けるとそこは雪だった」ばりのシチュエーションもあって、車内はハイテンションだったりしましたが、初の雪上運転にかなり必死だったのは誰も知りません。

いざ出陣

酒の陣は新潟の酒蔵が一堂に集まる言わば、大試飲会。
会場は朱鷺メッセという新潟が誇るコンベンションセンターでした。東京でいうところの幕張メッセみたいなイメージでしょうか。
会場は酒蔵ゾーンと飲食店ゾーン、イベントをやっているステージゾーン、それから座ってお酒やご飯を楽しむ座席ゾーンがあって、まあ人でごった返してました。

酒の陣のぼり
いざ出陣
お猪口引換所て・・・
入口でお猪口とペットボトルの水を受け取ると、まずは飲食店ゾーンで食事(つまみ)を物色。
新潟と言えば・・・これ!という栃尾の揚げ焼きから、焼き鳥、お寿司、おにぎり、などなど一通り買って、席に着くと、お猪口とペットボトルをもっていざ出陣!

92の酒蔵と500種の酒。もう、クラクラします。
改めていろいろな日本酒を味わってみると、どれも違うもので、あらためて日本酒の奥深さを感じました。
立て続けに味わうから本当によく違いがわかります。全然違う。
一つの酒蔵でも生酒、本醸造、大吟醸といろいろあって、そこでも味が違う。

これだけあれば、ひとつやふたつ自分に合うものが見つかると思いました。

中にはこんなゆるキャラもいましたよ。
コメパンマン

コ、コメパンマン!

最近流行りの米粉のキャラですよ。アンパンマンの幼馴染らしいです。
コメパンマンをよろしく。

タレカツ丼

1泊して帰りの日、新潟人お勧めの一品ということで、タレカツ丼をお昼に食べてきました。
タレカツ丼

これは初めて食べました。
揚げたてのカツを甘辛のタレにくぐらせて白いご飯にのせるという、どちらかというと天丼に近い丼です。
卵とじのカツ丼のカツよりも薄くてカリカリサクサクで、しっかりした「ご飯」というよりも、おやつに食べるようなスナックよりの食べ物という印象を受けました。絶品です。新潟は何食べてもおいしいなぁ。

東京では水道橋で食べられるようです。

これがインフルエンザというものか・・・

2009-02-14 23:52 | 日記 | 4 コメント »

32にして初めて患いました。
熱は高かったものの体中が痛くなって死ぬほど辛いと聞いていたので、これは違うのかな?と半信半疑ながら、祝日営業している病院を探して内科に行ってみました。
11日の祝日のことです。

「(熱を計って)あー、熱はあるね。(喉を診て)あー、のども腫れてるね。体は痛くない?」
「はい」
「鼻水でない?」
「はい」
「全く出ない?」
「(鼻息をさせてみて)はい」
鼻をほじほじされ、のどを突かれ、検査薬に粘膜を着けて5分、
「あなたね、インフルエンザ。周りでインフルエンザの人いる?」
「いや、いないですね。」
「もう流行りも終わりだからねー」
「・・・」

いったいどこからやってきたのか分からない流行遅れのウイルスにやられ、寝込むこと丸3日。
今日になってようやく蒲団から出られた状態です。

体は痛くないし鼻水も出ないんですけど、咳が苦しくて喉と肺が痛むのと、頭痛が酷かったのが、まぁ辛かったですね。
咳が出ると肺がズキズキ、頭がガンガン。

噂のタミフルを処方してもらって飲んだので高熱は出なくなったものの、微熱がずーっとつづいていて終日頭がもやもやしていました。
ケータイ弄ってても目から頭にくるし、本も同じ。PCもできない。TVもチカチカして見てられないから音だけ聞いてると、次第に音にイライラしてくる始末。(音だけ聞いていたのが日本対オーストラリアだったせいもある(越後・松木コンビ))

寝ること以外を封じられているのに、寝ると寝るで頭痛が酷くなるという無間地獄。
食欲は落ちなかったので、食べることだけが救いでした。
ゼリーとかプリンとか無性に食べたくなるんですよね。

記念に撮ったタミフル(救世主)

タミフル表

タミフル裏